転職を考える際に多くは今以上の収入や待遇の良さを求めて行い、多くは大企業を望みます。もちろん中には現状が劣悪過ぎて環境が良い場所、今より少しましなところと考える人もいるでしょう。どちらにせよ現状よりも良い環境を求めてですが、最近は少し違う視野で転職を考える人が増えてきています。それがスタートアップ企業へ転職で、いわゆる起業したばかりの企業をいい、これだけを聞くと不安を感じる人も多いはずです。
デメリットに関しては先の見通しが立たない、成功するかどうかもわからないというのが正直なところでしょう。それなのに転職先に選ぶ魅力はあるのかというと、日本国内のIT業界に関しては大きな意味があります。外資系はともかく、日本企業の場合はこれまでの年功序列によって、IT技術に疎い人物でも就労年数が長いだけで上司の席に座り、無能さに苛立つこともあるはずです。
そういった時にスタートアップ企業はほぼ同じ時期でのスタートラインとなり、能力によって出世の道が開けます。それゆえエンジニアなどの技術職にとっては狙い目であり、自分自身の能力を確信している人ほど傾向が強まります。
スタートアップ企業へ転職を考えて成功するタイプは、積極性があることで、消極的な場合はスキルが高くとも埋もれてしまう可能性が出てきてしまうのです。皆がほぼ同じ時期からのスタートだからこそ、より積極的に取り組んでいく必要があり、成功する秘訣になります。